離婚と年金

 巷では3組に1組が離婚しているとか言われてますが、一昔前には耳にしなかった『熟年離婚』という言葉も定着した感があります。

 事情はどうあれ離婚には『協議離婚』『調停・裁判離婚』があって、うち『協議離婚』する方法が圧倒的に多いそうですが、その場合は財産分与・養育費・慰謝料などにについてお互いの同意を『離婚協議書』や『覚書き』といった書面でしっかり取り交わしておくことをおすすめします。特に金銭がからむ場合『公正証書』を作成するなどして“単なる紙切れ”にならないよう心掛けたほうがいいです。と、ここまではごくごく普通の話しですが、私がこれまで離婚相談を受けたのが妻方が多かったのでひとネタ。

 「分ける財産なんて無いから・・・」と言われたケースがありました。確かに分配する資産が見当たらない場合はそうなのでしょうが、耳にしたことがあるかもしれませんけど数年前に施行された2つの『年金分割制度』というのがあることを覚えておいて欲しい。すでに制度化されているので離婚届けを出す際や、調停・裁判する際には必然的に上がってくる手続きかと思われますが念のため。

 ざっくり言うと『厚生年金』に加入していた場合、婚姻期間中の厚生年金掛金部分を折半することが可能ということです。勿論、この手続きには前提があるわけですが、特にサラリーマンの妻だった方はこの辺はおさえておいて損はないでしょう。

アンサーゲート “Answer Gate”

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